25/11/19(水)から3日間「Inter BEE 2025」が開催された。20(木)は私用があり参加出来なかったが21(金)も幕張メッセに向かい10時過ぎに駅に着いた。19(水)に作成した来場者バッジ(入場証)を使用し会場に入場した。
今日は興味あるステージが4つもあったので19(水)のミスを反省しカレンダーに見たいステージと場所を入力しておき見逃さないようにした。
11/21(金)11:45 - 12:30 展示ホール8 CINEMAトークステージ
最新シネマカメラ放談
(株)東北新社撮影部の湯越慶太氏が個人で使用しているシネマカメラに関して語った。個人としてはCanon EOS R5 Mark IIがRAW撮影可能となり小型シネマカメラとして実用的になったと思った、そうだ。
映画製作に関わったが、とにかく予算が無くカメラマンは自分1人で照明も兼任した。コンパクトなEOS C80を使用したから何とかなったが本音を言えばアシスタントは欲しかったし照明担当も採用して欲しかったそうだ。
11/21(金)13:00 - 13:45 展示ホール8 CINEMAトークステージ
映画『国宝』の“音”が魅せる技術について
GIANTPEACH(株)サウンドデザイナー白取責氏が映画『国宝』の音響について語った。
当初予算の都合で5.1ch仕様で製作することになったが、白取氏は5.1chでは包囲感に中抜けが起きるので最低でも7.1chで作りたいと監督に直訴し2ch分の費用は自腹を切ることで7.1ch制作になった、と語った。映画が大ヒットしたお陰でその費用は後で返金されたそうだ。
『国宝』のIMAX版とドルビーアトモス版が製作されたので来年1月から公開される予定と発表された。将来的にATMOS盤UHD BDが発売されることを期待出来そうだ。

11/21(金)15:00 - 16:00 国際会議場 2F 国際会議室
映画『侍タイムスリッパー』制作の舞台裏
映画監督安田淳一氏が風邪気味で声を枯らしながら舞台裏を語った。内容は映画製作に関することはほぼなく、映画のヒットに関係なく今も町のカメラ屋さんで兼業として米を作っているということだった。
変わったことは、日本アカデミー賞受賞当日も町の幼稚園で卒園式を収録していたところ園長さんが「受賞監督さんが撮ってくれています」と言ってしまったものだから終了後に親御さんと一緒に何枚も記念撮影に加わることになった。
今は色々なビデオを作成していると必ず「最後に監督の名前をテロップに入れて下さい」と言われるようになったと語り会場が笑いに包まれた。
11/21(金) 16:00 - 16:45 展示ホール8 特別企画オープンステージ
「新幹線大爆破」制作秘話~あのショットはこうやって作られた!
TMA1代表取締役 VFXスーパーバイザー/ディレクター佐藤敦紀氏とSPADE&Co. VFXスーパーバイザー白石哲也がYouTubeで公開されているメイキング映像を見ながらどうVFXを使ったか解説して行った。
JRの協力で大量の東北新幹線に関する映像が手に入り、それをリファレンスとしてCG制作とVFX合成を行うことが出来た。ファンタジーやSF物は監督のイメージを映像化しようとして迷路に迷い込むことがあるから、現実と見間違える様な映像とする目標があるのは助かると語っていた。
新幹線車両の破損や衝突のVFXに関しては、外国の列車事故の映像を大量に集めて参考にしたそうだ。最後の列車衝突や爆発のシーンは1/6ミニチュアを制作して撮影した。それを参考にその直前のシーンのCGを制作し、ミニチュアの映像にもCGを加え両方の映像が違和感なく繋がる様仕上げたと話していた。
Netflixとの独占配信契約が終了して「新幹線大爆破」のATMOS盤UHD BDが発売されることになったら是非自宅のホームシアターで楽しみたいと思う制作秘話だった。
17時の閉会までIBEEを楽しみ帰路に就いた。